妹と彼女 ～それぞれの選択～

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あらすじ・概要（公式）

「妹と彼女」は、兄妹で密かに想い合う男女の近親愛の物語です。
「妹と彼女」は、兄妹が秘かに想い合う近親愛の物語です。
倫理的な葛藤、無関心な社会に対する失望と諦め、両親への罪悪感、様々な思いが複雑に交錯する兄妹の心情、特に兄である主人公の心情をリアルに描写します。
物語は、兄である慧が、妹の陽香と『正しく』幸せになれる『答え』を探し求め、彷徨い、葛藤する姿を描いていきます。
果たして『答え』は在るのか。
在ったとして、それは主人公の望んだものなのか。
『答え』を軸に、物語は進行していきます。
結論が出された時、ユーザーは『最高のやるせなさ』に打ちひしがれることでしょう。

テーマはやるせなさ

禁断の近親愛をテーマとした物語。
テーマがテーマだけに結末を述べてしまうと…ハッピーエンドではありません。
残りのは「やるせなさ」の一言。といっても良いでしょう。
奇跡とか、救いとか…そういうものがなく本当に心を抉られる結末。
抜きゲーという名目だけでプレイすると正直心が追いつかないかもしれません。
WAFFLEさんといえば「実用性度」を重視した作品が多い中。
こういうシナリオも突き刺さるような作品を時折出してくるからすごすぎる。

物語の視点を変えて楽しむ

エンドは３つ。最後の１つがトゥルーエンドになっています。
主人公主観ルートと妹主観ルート。あともう１つのルートで構成されており、
攻略自体はほぼ皆無といって良いでしょう。
物語を楽しむことに重点を置いて作りといって良いですね。
視点が変わることで見え方が変わってくるっていうをよく表現できたパートとなっています。

妹成分

タイトルからも「妹系抜きゲー」を求める人も数多くいると思うので一言。
一見すれば妹萌えを求める作風でないのは一目瞭然なのですけど…
クリアー後に妹主観ルートを読み直すとまた印象が変わります。
萌えやきゅんきゅんを求める作品ではないんだけど「妹」系としてはしっかりと「妹」を堪能できるので、プラス評価です。

実用性度

抜きゲーだと思ってプレイすると「シナリオゲー」じゃんという答えも返ってきそうな一本。
抜きゲー的視点でいえば評価的には下がっちゃうかな。っというのも最後の方なんかはもうエロじゃなくて物語の結末が気になりすぎて右手なんか止まってますから。
コッテコテのTHE抜きゲーと比較すれば読ませる物語故に実用性度抜群！とは言えません。
ただ内容としてはさすがwaffle！といった内容で、ハード系の演出もさることながら絵タッチもエロエロに仕上げてきており、
兄妹のラブいちゃも楽しめたりとシナリオゲーです！というには勿体ない。抜ける場所はしっかりと抜ける演出を絡めてきているのが良きですね。

まとめ

インモラルなエロゲーとしてシナリオの質も良くワッフルらしい場面も見られる優秀作といって良いでしょう。
コッテコテの抜きゲーを求める人は正直いって回避推奨ですが、物語もしっかりと楽しみたいって人にはおすすめできます。
但し！面白い～！という感想ではなく「やるせない」「鬱」といった感情が支配しちゃいますのでその点はご注意を。
近親相姦というダークなテーマをしっかりと描き上げた一本といって良いですね。
特典ver.は…はじめはどうかなって思ったけど。プレイ後は多分読みたくなると思うので特典版を購入することをおすすめします。
あんまり特典版購入勧めることないんですけどね。こればっかりは多分読みたくなっちゃう人多いだろうからおすすめしときます。
体験版もあるのでまずはそちらで肌さわり確認！っていうのも悪くないですね。

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