dROSEra 〜レディ・バッドエンドの初恋〜

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あらすじ・概要（公式）

SNSで企画された文芸合同誌に参加した、大学生の主人公。
寄稿者の一人の文章に“一目惚れ”し、打ち上げの飲み会に顔を出すことに。

打ち上げの場で、ひとりぽつんと座っている知的で可憐な女性に目を奪われ……、
一緒にお酒を飲んでいたはずが、気が付いたらカラオケボックスの個室！
そしてそこには淫らな妄想で自慰にふける女性の姿があった！？

PNからてっきり男性だと思っていた“寄稿者”は彼女で、
しかもバッドエンドな妄想でしか興奮できない特殊性癖の持ち主だったのだ。

「君が書くハッピーエンドが見たい」と願う主人公に対し、
彼女は「君がぐうの音も出ない最高のハッピーエンドを見せてくれたら」と応じる。
主人公は彼女のためにハッピーエンドの物語を綴り、
彼女が同じシチュエーションでバッドエンドの素晴らしさをプレゼンする。
二人のおかしな対決はやがて、妄想の果ての淫らな“ごっこ遊び”へと至るのだった。

ヒロイン一人「初巳紫音」

初巳紫音は一見「清楚でおしとやかな、知的で可憐な高嶺の花」といった印象の美少女。
だがその実は妄想力豊かで強烈に重くてめんどくさい女！
救われない運命、取り返しのつかない結末を妄想して性的興奮を覚える特殊性癖の持ち主だった！
それらの妄想を主人公と実践しようとする、変な悦びに目覚めてしまう初巳紫音に「エロく翻弄される」様をお楽しみ下さいませ。
サブヒロインもいるにはいるんですけど本当に「サブ」ですのでそちらを目的にプレイするのは野暮です。
ヒロインを１人にしたことで「深掘り」にも成功しており、作品としては完成度が高いです。

ハッピー＆バッドが楽しめる純愛ゲー

タイトルにもある通り「バッドエンド」が本作品の肝なんじゃないかなっと思う。
物語にはハッピーエンドとバッドエンドが用意されていてどんな結末を描くのかを決める選択肢によって変わってきます。
ただし、初プレイはハッピーエンドにはならず「バッドエンド」となります(ネタバレ
バッドエンドを見せられた後に見る「ハッピーエンド」はちょっと感慨深いものがあります。

バッドエンドがあるからハッピーエンドが際立つ作りとなっており、これは成功例といえるでしょう。

攻略とかボリュームとか

選択肢は何度かありますが攻略サイトは見なくてもコンプ可能なレベルといって良いかな。
エンドは３種類。ハッピーエンドを最後に見るような形になっていて後味的にも良いですね。
２周することが前提の作りになっているのでご注意を。
(１周目は強制選択あるので分かりやすいです)

実用性度

ドストレートなお下劣エロではないのですが、バッドエンド的なエロ要素を含んでおり受け身好きな抜きゲーマーにとっては趣向的にもマッチしている作りとなっています。
シチュ自体は約１０程度ですが、物語を楽しみながら抜くということを考慮すれば十分といえるかなっと思います。
抜きシチュだけ楽しんで物語とかそういうのはいらないっていう生粋の抜きゲーを探してる人は回避というか保留にしておきましょ。
シナリオ＋エロを楽しみたいって人におすすめです。

まとめ

純愛ゲーの抜きゲーとしては完成度が高いかなっといった印象です。
シナリオにも重点を置いてきてくれており純愛ゲー好きにも満足の域に達しているんじゃないかなっと感じました。
抜き要素としてもエロをおざなりにしない「しっかり抜く」ことを意識した作りになっているので抜きゲーを求めている人でも地雷とはならないでしょう。
純愛系のラブいちゃして終わり～ではなくしっかりとヒロインとの対峙を描いたエロゲなのでヒロインのことが好きになるって人も多いのでは？
「dROSEra」って意味を調べると「ウツボカズラ目モウセンゴケ科に属する食虫植物の一属であり、湿原に多く生育する草本である。腺毛から出される粘液は甘い香りを出し、香りに釣られてやってきた虫が葉につくと粘液から逃れられなくなり、虫を消化吸収する仕組みとなっている。」ですって。

・・・なるほどねぇ～。っとプレイ度にしみじみするのでした。

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