姫と婬欲のテスタメント

遊べるゲーム性と実用性を兼ね備えたエロゲー。調教シチュが好きな人はちょっとチェックしてみようか。

ウィンストル王国領・ウッドフォール――。
空を暗い雲に閉ざされ、100年間ただの一度も陽の光が差さず、
人々に神から見放された『呪われた地』と恐れられるその地は、
『怪物領主』グラン・ウッドフォールによって治められている。

霧深い森の奥に建つ古城に住まうグランは、
呪いによって老いることなく100年の時を生きる、正真正銘の怪物。

そんな『怪物領主』グランの城に、ウィンストル王国の姫、シルフィアが招かれる。
グランとウィンストル王の間で交わされた契約により、グランの婚約者として差し出されたシルフィア姫。
彼女は、災いを呼ぶ呪いを身に宿すとして、幼い頃より王城に幽閉されていた、『呪われた姫君』。

だが、その呪いこそ、グランの求める力だった。

「準備は整った。鐘を鳴らし、時を刻み、器を呪いで満たすのだ。さあ――『儀式』を始めよう」

理不尽な運命により失った恋人を取り戻すことだけを願い、100年の時を生きてきたグラン。
目的のため必要な力を持つシルフィアを手に入れたグランは、城に呼び寄せた呪いの怪物たちと『儀式』を開始する。

霧と闇に閉ざされた森の中、呪われた城で、婬欲の調教儀式が幕を開ける――。

・エスクードのゲーム性のあるエロゲー
・みんな大好き調教ゲー
・攻略難易度もそこそこで遊びやすい。
・遊びながらしっかりと「抜き」の面も意識した作り

エスクード的画力のため申し分はない。あとは好みも問題といったところ。
調教内容自体はえげつねぇハードさを持っていない為、玄人向け！とはいえないが、いい意味で多くの人に受ける。
だからといってぬるい調教ではないので、「調教モノが趣向に入っている」人向けではある。

１．姫調教システム
調教パートでは、各種コマンドを使って、シルフィアに"呪力"を注ぎ込み、"魔力"を生成することが目的となる。
調教コマンドには『主人公』『吸血鬼』『ワーキャット』『ホムンクルス』のジャンルがある。
それぞれのジャンルは、シルフィアに注がれる呪力の属性と、調教のプレイ傾向に関係している。
一定量の呪力が呪力ポッドに溜まると、呪力を魔力に変換する"煉生"が発生し、シルフィアの体に魔力が蓄えられる。
煉生の発生時には、グランの能力強化に使用できる"魔石"も生成される。
媚態のカンテラはLv1～Lv4の段階があり、高くなるほどシルフィアは淫欲に抗えなくなっていき、同じ調教コマンドでも反応が変化する。
調教を終えるとカンテラのレベルは元に戻るが、回数を重ねるほど、シルフィアの体は発情しやすくなっていく。

2.呪力強化システム
呪力強化画面では、調教をより効果的に行うために、シルフィアの調教によって得た"魔石"を消費し、グランのステータス強化や、新たな調教コマンドの獲得を行う。
呪約覚誓を行うと、シルフィアの調教時に新しい調教コマンドが追加される。
調教コマンドの獲得だけでなく、グランのステータスを強化することも可能。
基礎能力を高めることで、より効率的な調教が行えるようになる。

3.クリア後のおまけ
完全調教モードが解放される。

メインヒロインであるシルフィアを愛でることができるかどうかが本作の鍵。
そのシルフィア自体は健気な印象を受ける（好印象）のため、それほど毛嫌いする人はいないんじゃないかな。
調教シチュが基本のキとなっているため「調教」が好きという明瞭なスタイルともいえる。

フルプライスということもあり、手に取りづらさはあるものの、フルプライス分のもとはとれるゲーム性と実用性を兼ね備えたエロゲーに仕上がっている。
一応シリーズものであるけれど、本作のみで問題なく遊べるのでご安心を。姫様調教シリーズをこの機会に手にとっても良し。
前作に比べればゲーム性自体はさほど難しいものではないため触りやすく馴染みやすい。攻略サイトは、見ても見なくてもいける…だろう。
調教シチュが好きであるならば実用性面についても大丈夫。エンドも何種類か用意されておりハーレムエンドもあり（エロゲーならではやね）
お手軽抜きゲーでは満足いかない方、「エロゲー」をプレイしたい方は遊んでみてほしい。もちろんゲームであるためそれなりに時間は要する為、時間のない人は…残念（泣
体験版で手触り確認もいいかも（安いもんでもないし）。絵タッチと調教シチュが好きな人は手を伸ばしてみよう。