美娼女学園1＋2＋3パック ―空の少女・月の少女・聖の少女―

愛人売春組織という裏の顔を持つ学園を舞台にあなたは「性を知らない」ヒロインを育成していきます。そこに待ち受けるオカルティックな展開が「読ませる抜きゲー作品」として完成されています。

聖エミリア女学院──。
そこは、小高い丘の上に作られた、聖別された世界。
キリスト教の精神に基づく道徳教育が取り入れられた、名門の女子校として知られていた。
俗世から遠く隔たった空間で、少女たちは穢れを知らずに育っていく…。
だがそれは、表の顔に過ぎなかった。
裏では、大がかりな‘‘愛人売春組織’’を運営していたのだった。
あなた（主人公）は、聖エミリア女学院にいる、たった一人の男子。
普段は女装をしてシスターの格好をしているが、
あなたの仕事は、神に仕えること──ではありません。
売られていく美少女を、愛人好みの娼女へと調教する。
仕事に徹して、最後には少女を‘‘出荷’’するのか？
それとも、肌を重ねるうち、情が移ってしまうか…？
それを決めるのはあなたです。
そして、淫欲にまみれた世界で、性愛の果てにあなたが目にする真実とは…？

エロスのエの字も知らないヒロインをあなた好みに調教していく物語！ヒロイン視点で描かれる内面感情を知ることでより一層ボルテージを上げる事が可能。
3作品それぞれに個性のあるヒロインが登場し、性欲を掻き立ててくれる仕様となっている。物語を含めて楽しめるシナリオ系抜きゲー作品。

塗りも丁寧であり、絵タッチに特に不満を感じることはないです。一辺倒な構図ではなく、あらゆる視点からのシチュ構図が実用性度に繋がっている印象を受けます。

なし。各作品ごとに体験版あるのでそちらでご確認を。

低価格の抜きゲー！と高をくくってプレイすると良い意味で裏切られるシナリオ。3作品とも物語は繋がっており聖の少女で主人公の謎が解き明かされます。
物語を楽しみながらも肝心の「抜き」部分は損なわれることなくプレイできるのも好印象。
愛人として売られていく少女たちに、性調教をほどこす主人公。彼の手で、少女は娼女へと開花し、売られていきます。
ヒロイン視点の内なる描写も官能を演出することに成功しており、美娼女学園の世界観をオカルティックに表現できているといえるでしょう。
シリーズということもあり起承転結でいえば１，２は「起承転」で終わる印象。次回が気になる～を意識した作りといった所でしょうか。
その分、3作品が合わせて初めて「美娼女学園」であるともいえます。

調教という名の育成物語。エロスを知らないヒロインを淫靡に調教していく次第。調教（育成）の内容が丁寧に描かれている印象を受けます。調教は受ける側と与える側の双方の合意が必要であることを知りました。

必要なし。選択肢自体は少なめですのでコンプは容易でしょう。

出会ってゾックンバッコンな即挿れなエロゲとは対照的にウブなヒロインを丁寧に調教していく過程を楽しむことができます。
そこに付随するヒロインの内なる描写はより一層実用性度を底上げしているように感じます。Argonauts自体はMOONSTONEの姉妹ブランドであるということもあり、
抜きゲー作品を創り上げる構成力には納得の一言です。絵タッチも作風にあっており良いですね。可愛いヒロインのエロスを堪能できます。
逆をいえばお下劣上級者向け抜きゲーを好む人には物足りなさを感じるかもしれません。丁寧な描写がかえって邪魔になっているということですね。
ただこれは正直その人の好みによるものなので、なんともいえない所ですが…。
3作品がまとめてプレイできるパック作品なので、低価格もまとめればそれなりの値段になりますね。
ただ3作品合わせて初めて「美娼女学園」というエロゲーが出来上がるわけですので、そこは妥協せずに3作品プレイしてほしいところです。
各作品ごとに体験版があるので、そちらで肌触りを見てもらえれば間違いはないかなっといったところですね。